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2018-07

ラグビーなら移民政策も成功だが

 本日発売の週刊現代「ジャーナリストの目」で、移民政策について考察してみました。

 サッカーW杯で日本の最後の対戦相手だったベルギーは、FIFAランキング3位の強豪だった。赤い悪魔の強さは、ベルギー政府の移民政策のおかげだと聞く。エースストライカーのロメル・ルカクはアフリカのコンゴがルーツで、水で牛乳を割って飲んでいた幼い頃の貧しい暮らしぶりから、英プレミアリーグで花開いた。そんな成功談が日本戦の前に幾度となく報じられた。
 プロスポーツ界では自らの逆境をバネにした成功例は珍しくない半面、心地よくもある。ただし、ルカクの育った欧州の各国は、その移民政策のせいで揺れ続けている。象徴的に報じられているのがドイツだ。
 ドイツは移民たちの安価な労働力を手に入れ、経済成長を成し遂げてきた。同時にそれは、人種差別や貧困、犯罪の多発という副作用を生んだ挙句、移民排斥を訴える極右の台頭を許した。(以下略)

 安倍首相は否定していますが、日本が事実上の移民政策に舵を切ったのは明らか。周回遅れで、これから諸問題を抱えることになるかもしれません。ラグビーやサッカーで活躍する移民の選手たちは移民政策における光の部分でしょうが、社会全体としてみた場合、やはり陰の部分のほうが本質なのでしょう。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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