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2018-07

外国人献金もOK「政治資金パーティ」の抜け穴

 今日の朝日新聞が自民党古屋圭司代議士の政治資金パーティによる裏献金疑惑を報じています。パソコンではなくノートにパー券の販売実績を書きとどめいたといい、その金額が収支報告書にある記載額の2倍近くになっているとか。古屋事務所では疑惑を否定しながら、「ノートは今も誰でも見られるところに置いてある。そんなものに安易に入金チェックはしない」などと妙な弁明をしています。
 パー券を使った政治献金には法的な抜け道が多いのは、広く知られています。たとえば一人あたり20万円以下なら献金者を記載しなくていい。どうせパーティなどに参加しないのだから、献金する企業などは、社員などから名義を借りて分散させて誤魔化すわけです。
 また、法の抜け穴では、パー券購入なら外国人献金もOKという点もあります。週刊文春も報じているカジノ業者や過去たびたび取り沙汰された朝鮮総連系のパチンコ業者などによる献金などはまさにこれにあたるわけです。だが、その実、カジノ推進派の議員に対する賄賂性の高い献金でも法に問われないという問題あり。実際に捜査機関が反面捜査を綿密にし、名義貸しだと判明すれば違法性を問えるはずでしょうが、過去の政治献金の例を見てわかる通り、とどのつまり捜査当局にやる気が感じられません。本当はそのほうが問題かも。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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