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2018-10

沖縄県知事選「デニー玉城」圧勝の理由

 玉城デニーさんの39万6632票に対し、佐喜真淳さんの31万6458票。8万票もの大差がつくとはあまり予想していませんでした。もともと名護市長選で惨敗した辺野古基地移設反対のオール沖縄だけに、今度の知事選はかなり苦しかったはずでした。いくら翁長さんの弔い合戦になったとはいえ、やはり与党が勝つのではないか、とも。前にも書きましたが、風向きが変わったのは安室さんの登場からで、与党側の分析では3対7と形勢が逆転して危ないと言われるようになりました。
 ある意味、これは与党の引き締め効果を狙ったようにも思えました。が、結果的にデニーさん56%の得票で圧勝。それは安室効果だけではないでしょう。与党側は菅、二階、小泉進次郎と大物を続々と投入しましたが、むしろ安倍一強体制を印象付けるような話になり、逆効果ったったのでは。参院選に向け、これから与党内が揉めそうです。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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