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2018-10

西城秀樹③「結婚」

 本日発売の週刊文春「西城秀樹」の3回目は結婚秘話です。

「上條さぁーん」
 甲高い女性の声がしたかと思うと、いきなり後ろから抱きつかれ、びっくり仰天したという。場所は新高輪プリンスホテルの宴会場「飛天」前のロビーである。驚いて後ろを振り向いたのが、上條英男である。十六歳の西城秀樹を歌手デビューさせた音楽プロデューサーだ。当の上條が振り返った。
「いきなり女の人からハグされたから、誰だろうと思ってね。見ると秀樹のお姉さんでした。『上條さん、あの子がここまで来られたのはあなたのおかげよ、ありがとう』って涙をためてね。お姉さんと話したのは、秀樹が広島から上京して間もなくと、クラブ西城のオープンで電話をもらったときくらい。会って話したのは一度だけから余計に驚いたんだ」
 その女性が秀樹の九歳上の実姉、宅見恵美子なのは繰り返すまでもない。
 西城秀樹は旧姓槇原美紀と二〇〇一年六月三十日に伊豆・下田の白浜神社で挙式を済ませ、一週間後の七月七日、新高輪プリンスホテルで盛大な披露目をした。〇七年にグランドプリンスホテル新高輪と改称されたが、大宴会場「飛天」は昔のままだ。恒例のフジテレビ「FNS歌謡祭」をはじめ、華やかなイベンド会場であり続け、数々の有名タレントがここで結婚披露パーティをおこなってきた。(以下略)

 ちなみに前号のレコード大賞選考の部分に誤りがありましたので、お詫びして訂正しました。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)、「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)、「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」など。最新刊「バブルの王様森下安道 日本を操った地下金融」(小学館)、「国商 最後のフィクサー葛西敬之」(講談社)

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