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2019-03

日本は笑えないこれぞ「国策不捜査」

 トランプ大統領とロシアとの共謀、さらには捜査妨害について、バー米司法長官は24日、証拠不十分として疑惑の解明に幕をひきました。捜査をしてきたモラー特別検察官がトランプの罪を立証できていないという。日本の司法制度にてらせば、嫌疑不十分で不起訴といったところでしょう。が、これは、嫌疑なしでも、起訴猶予でもありません。
 日本でも、たとえば財務省の文書改ざんや加計学園からの裏献金疑惑などについて、不起訴処分としています。それもまた、嫌疑なしではありません。しかし、「なぜ不起訴なのか」「どんな証拠が足りないのか」そのあたりの説明が一切ないまま、結局、真相は籔の中というパターン。
 不起訴処分で捜査当局が説明しない理由は、不起訴になった人に対し、捜査の状況やグレーゾーンを説明すると、犯人扱いすることになりかねないからだ、といいます。しかし、それで納得できるでしょうか。
 とどのつまり無理に事件の幕引きをしているだけで、はじめからそう仕向けられている、とも感じます。それこそ、真実を解明する捜査はするな、という「国策不捜査」。日米でそれがまかり通っているのでは。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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