FC2ブログ

2019-03

サンデー毎日連載「憤死」②双葉病院への福島県の謝罪

 本日発売のサンデー毎日連載「憤死」は、双葉病院に関する自衛隊の行動と福島県の謝罪について書きました。

すでに地震発生から3日目が経過していた。このとき双葉病院に駆け付けていた群馬県相馬原駐屯地の陸上自衛隊第12旅団の行動は、いまも謎だ。34人を運んだあと、90人の重症患者を搬送する手立てを失い、3尉の輸送支援隊長が残って後続部隊を待っていた。
2011年3月14日午前11時1分、そこで東電福島第一原発が2度目の水素爆発を起こす。すると輸送支援隊長は原子力災害対策センター(オフサイトセンター)に向かい、入り口のガラス扉にメモ書きを張ってそのまま旅団がキャンプを張る郡山市に立ち去ってしまう。輸送支援隊長が書き残したメモ書きの全貌を改めて記す。
〈12旅団CP(郡山STA)衛星電話:****もしくは*********#〉
 *は実際の数字や実名で、【 】内は筆者が補足した部分だ。輸送支援隊長は12旅団キャンプの電話番号を記したうえでこう書いている。
〈ハケンしたバス部隊 相双(保健所)に向け前進し後の【把】握未だできず――〉

 福島県との裁判もお見逃しなく。
スポンサーサイト



«  | HOME |  »

プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する