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2019-05

五反田「地面師事件」新たな不動産売買

 積水ハウスがまんまと騙された地面師事件の舞台となった五反田の海喜館を、旭化成不動産レジデンスが購入していることがわかりました。売買は事件のあった平成29(2017)年の11月7日、取引には「始期 令和2年1月15日」という条件が登記されています。始期付きというのも珍しい取引で、要するに売買予約のようなもの。売主は手付金を受け取って売買契約をしてはいるけど、このときまでなら買い戻すことも可能だそうです。買い戻すときは手付金の2倍くらいを買い手に支払う必要もあるといいますが、それまでにもっと高い買い手が現れれば買い戻すケースも稀にあるらしい。
 売り主は元女将の異父弟、もともと女将の母親の再婚相手の息子で、これまで伝えられてきたより複雑な血縁関係があるようです。事件発覚のすぐ後に旅館を売りに出していたことにもなります。今後の展開からも目が離せません。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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