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2020-01

「桜を見る会」名簿消去の弁解

 昨日から始まった通常国会の焦点の一つ「桜を見る会」で野党がさまざまな角度から追及しています。なかで、政府答弁で驚いたのが招待者名簿の消去について。
 2017年に定めたガイドラインに従い、行事の実績などを検証するために本来1年以上保存しなければならない行政文書の例外として名簿の消去をしたといいます。まるで新聞の切り抜きなどと同じ扱いなのです。しかし、政府の言い訳はそれだけではありません。1年未満の廃棄理由が、名簿が膨大な量なので管理が大変で、外部に流出する恐れがあるから、なのだそうです。
 政府資料が外部に漏れては一大事。それは自明で、たいていの資料がそうでしょう。招待客の推薦枠は1万5000人。これが膨大かどうかはさておき、桜を見る会はすでにマスコミが写真や動画にとって、公開しているも同然でしょう。強いていえば、数ある政府資料の中でも、漏れても大した影響のない行政文書のはずです。なのに1年未満に廃棄する例外だという政府答弁を誰が納得するのでしょうか。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

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