FC2ブログ

2020-03

これぞ本末転倒「新型コロナ」東京五輪対応

 石が沈んで木の葉が浮かぶ、ともいうそうですが、東京五輪と新型コロナの関係について、もう一言言いたくなりました。日本政府、安倍首相はIOCのバッハ会長に五輪の延長について100%合意を取り付けた、と威張っています。政権のレガシーとして五輪を実現したい安倍首相と来年のIOC会長選を前に中止を言い出せないバッハ会長の駆け引きの末のこと。延長の言い出しっぺが損失を被らなければならないので、バッハ会長が我慢し、耐えきれなくなった安倍首相が申し出ただけでしょう。挙句に、対中政策と五輪のせいで日本政府は後手後手に回っている。
 そもそも新型コロナという大事態を前に、五輪をどうこうと言っている場合でしょうか。政府は五輪がなくなれば4兆円以上の経済損失が出ると危機感を煽っています。しかし、米国が220兆円の経済対策を発表したように、新型コロナの影響は4兆円どころの騒ぎではありません。
 欧米は五輪どころではないというのが本音で、五輪に拘っているのは安倍首相や小池都知事、IOC幹部。それぞれ個人的で政治的な思惑でしかないでしょう。日本のマスコミも、五輪を題材にすればウケると勘違いしている。まさに平和ボケというほかありません。
スポンサーサイト



«  | HOME |  »

プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)など。最新刊は「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する