2017-10

小沢一郎第6回公判の見どころ&文春

 1昨日に続き昨日、小沢一郎民主党代表の政治資金規正法違反事件6回目公判がありました。昨日は大久保さんが証人として出廷。弁護側による反対尋問だったので、これまでの繰り返しが多かったのですが、例によって最後には、指定弁護士の大室さんや裁判官によるなかなか鋭い指摘が見ものでした。会計責任者の職責をどう考えているのか、という職責問題。そして、大久保さんは収支報告書だけでなく提出時の宣誓書まで代筆させていたといいます。これでは文書の偽造では、などと考えてしまいます。
 なお、昨日発売の週刊文春で、石川さんの隠し撮り録音について触れましたので、冒頭を紹介します。

「五月十七日、任意での取調べの反訳書、甲一八三号証を示します」
 東京地裁で最も広い一〇四号法廷で、大善文男裁判長が唐突にそう言い、壁に設置されたモニターに書面が映し出された。証言台の石川知裕(三八)に対し、質問を投げかけた。
「三十ページの下から二行目に、『四億円を載せる載せないというのは、検事、やってないわけですよ、小沢さんに……』とあります。そのあと『ただ、不動産の公表(登記)をずらすっていうのは、報告しています』という記載がありますよね。これは、誰に報告したということですか」
 石川は、裁判長の質問の意図を推しはかろうと考えをめぐらす。やや間をあけて答えた。
「小沢さんのことだと思います」
 しかし、すかさず裁判長が突っ込む。
「とすると、ここでは小沢被告人に報告した、と供述しているわけですかね」
 静かな法廷にその言葉が響き渡る。息をのんだのは、傍聴人たちだけではなかった。弁護人席に座っていた小沢一郎(六九)も、石川の答えを待った。
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://mori13.blog117.fc2.com/tb.php/1018-c443f4b8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する