2017-08

週刊文春日本初LCC「ピーチ」搭乗記

 この3月1日に就航したローコストキャリア「ピーチ」の初便搭乗記を週刊文春に掲載しました。やはりこれまでの飛行機の旅とは一味違う。

 日本初のローコストキャリア(LCC)に乗ろうと、りんくうタウンのビジネスホテルからタクシーに乗り込んだのは、早朝5時半だった。まだ日も昇っていない。関空までの長く暗い橋をタクシーでぶっ飛ばした。他の車がいないため快適だが、通行料五百五十円を含めたわずか十分程度のタクシー代は、三千二百八十円也。橋だけで三キロ以上あるせいか、かなり高い。
 全日空(ANA)が出資し、関空を拠点に設立したLCC「ピーチ・アビエーション」。その初フライトが関空発、北海道の新千歳空港(札幌)行きである。私は記念すべきその第一便に搭乗した。何といっても魅力は、その運賃だ。

 といった書き出しです。日本の航空界にとっては歓迎すべきことかもしれませんけど、日本版LCCが本当に立ち行くのか、先行きは見えません。今年はJAL、ANAともに好業績ですが、そうバラ色の将来とはとても思えません。航空業界もメーカーと同じく、本格的なコスト競争に入ると、東南アジアには太刀打ちできないでしょうから。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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