2017-10

月刊創で「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか」紹介

 メディア批評を得意とする月刊誌「創」で拙著「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか」について、インタビューを受けました。本日発売号に掲載されています。

双葉病院の場合、3月13日の午後9時から14日にかけて、重症患者だった4人が亡くなっています。でもあとの46人の患者さんたちは、ひょっとすると亡くならなくてすんだかもしれない。この点は、もっとクローズアップされていいと思っています。
救出がなぜ遅れたか、院長自身も気にかけているのは、このままでは遺族に対して説明がつかないという思いがあると思います。バスを含む搬送車両が出動し、第1陣避難組軽症患者209人を、続く第2陣で重症患者の34人を救出した後、救出活動がぱったり途絶えてしまったわけですからね。
福島第一原発3号機の水素爆発が、第2陣の救出直後ですから、途絶えた原因は原発事故にあったと考えざるを得ません。水素爆発が起きてから翌朝まで、救出が来なかった。患者さんが残されているのを自衛隊は知っていたはずですから、事実上知っていて放置したと言わざるをえない。その間も警察無線はずっとつながっていたし、県の災害対策本部とは連絡がついているわけです。以下略

 といった感じです。このあいだ、森まさこ参議院議員の国会質問で明らかになったオフサイトセンターに貼られていた自衛隊員のメッセージによれば、官邸が15日と発表したオフサイトセンターの撤退が実は14日午後の早い段階だった……。なぜこういう誤魔化しがもっとクローズアップされないのでしょうか。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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