2017-08

中央公論「企業事件簿」は野村證券の流儀

 アサ芸の裏経済新聞に続き、今月号の中央公論でも野村證券問題を取り上げました。冒頭は以下の通り。

「最近、俺の友達も次々と辞めちゃうんだよね。時代が変わったのかな」
 バブル経済崩壊後の一九九一年、野村證券の「顧客損失補てん問題」や「暴力団との交際」で窮地に立った田淵節也は、側近の幹部社員にそう弱音を吐き、会長の座を追われた。この友達とは住友銀行の磯田一郎やNTTの真藤恒、NHKの島桂次たちを指す。いずれも頭取や社長を経て、実力会長としてそれぞれの企業に君臨してきた名物経営者たちだ。
 野村證券の田淵節也もその一人である。バブル期、経常利益でトヨタ自動車を超え、証券界で初めて経団連の副会長に就任した。野村證券をここまで押し上げた大きな原動力が、トップの財界人脈であり、営業力だったのは間違いない。八五年に後継社長に指名した田淵義久とともに、ツートップは「大田淵、小田淵」と呼ばれ、証券界のガリバーという名称を定着させた伝説の経営者といえる。
 だが反面、その尊大な態度も目立った。

 金融庁をここまで怒らせた野村證券の経営陣。伝説の大田淵、小田淵時代とどう違うのか、そこらあたりを考えてみました。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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