2017-10

尖閣デモと毛沢東の関係

 昨日、ある中国ファンドの代表と会いました。長年、日中間の投資話を進めてきただけに、今度の尖閣デモはかなりこたえているようです。今回の反日運動はメンツをつぶされた江沢民から火の手が上がり、周近平VS胡錦濤の権力闘争を背景に盛り上がったとされます。デモは現中国政府への不満のはけ口だともされ、毛沢東の写真を掲げながら歩いているのはかつての共産党への懐古願望のあらわれであるかのようにもいわれています。
 ですが、そのファンドマネージャーによれば、「実は近年の国家主席の中で最も毛沢東を信奉しているのは胡錦濤。デモをやっている中国人はそんなことも知らないで騒いでいるだけ」といいます。で、さらに「野田さんが領土問題は存在するとだけ言ってくれればあとはうやむやにできるのに」とも漏らしていましたけど、意外に本音かもしれませんね。
 
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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