2017-08

中央「企業事件簿」は「ソフトバンク」のギャンブル商法

 今月号の中央公論「森功の企業事件簿」はソフトバンクの米国進出について取り上げました。9月中間決算で、最高益予想を打ち出し、絶好調に見えるソフトバンクはまだまだ危うい部分も少なくありません。以下、一部抜粋――。

 ワンマン経営者の危うい賭けか、企業の成長戦略か――。ソフトバンクが契約数全米3位のスプリント・ネクステルの買収をはじめ、5位のメトロPCSコミュニケーションにも触手を伸ばしている。そのM&A(企業買収)戦略が、閉塞感の漂う日本経済で注目されている。
 発表されたスプリント社の買収額200億ドルは、日本円にしておよそ1兆6000億円。実現すれば、売上高で世界6位のNTTドコモや8位のKDDIをあっさり抜き去り、ベライゾン・ワイヤレスに次ぎ、AT&Tと肩を並べる世界3番手に浮上する。
 もっとも、ソフトバンクのM&A戦略は今に始まった話ではない。というより、その繰り返しによって大きくなってきた会社である。買収によって他社から事業を取り込み、それがうまくいかなくなったら次へ、と色気を出してきた。
 1981年の設立当初の社名は日本ソフトバンク。24歳だった孫正義の立ち上げたコンピュータソフトの卸売り業が始まりだ。もとは、通信機器販売の上新電機やゲームソフト開発のハドソンと契約を結び、ソフトの卸売りをしてきた中小企業だ。(中略)
 もっともこうしたソフトバンクのM&A戦略は、自前の技術を育て磨いていく経営とは異なる。いわばソフトバンクの経営実態は投資銀行の真似であり、借金して企業を買い漁っていたに過ぎない。

 これまでの歩みを振り返ってみました。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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