2017-10

文藝春秋に「自民党・新族議員研究」を寄稿

 本日発売の文藝春秋で自民党研究を寄稿しました。自民党といえば、政官業のトライアングル構造の中で長らく政権を担ってきた世界でも稀有な政党ですが、その力の源が族議員。その過去と現在を追ってみました。冒頭は以下のような感じ。

 それはまるで、自民党政権の誕生を先取りして開かれた決起大会のような会合だった。
「日本を強くしなやかに」――。
 ホールのひな壇に大きく掲げられた横断幕には、会合のキャッチフレーズが墨文字で大きく書かれている。その文字の下には、目立つように赤い下地に白抜きで「国土強靭化」とあり、さらに紫色の「出版記念会」という文字が躍っていた。
 二〇一二年七月五日午前十時ちょうど、自民党の国土強靭化総合調査会が主催する出版パーティが、党本部八階の大ホールで始まった。本の題名は横断幕通りの「国土強靭化 日本を強くしなやかに」である。
 といっても、会場の雰囲気は政治家の出版パーティなどでよく見かける立食のそれではない。一段高いステージの隅で元国土交通副大臣の林元雄が司会進行役を務め、会の主要メンバーが白いテーブルクロスのかけられた席にずらりと並んで座った。

 公共事業と規制緩和の2本柱で成長戦略を描く安倍晋三政権。過去の自民党政権とどこが異なるのか、そこを中心に分析してみました。長くなりますので、続きは本編でどうぞ。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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