2017-08

桜宮体罰問題に潜む複雑な事情を文藝春秋に寄稿

 本日発売の文藝春秋3月号で大阪市立桜宮高校バスケット部の体罰問題について書きました。これまで拙ブログでも簡単に触れてきましたが、この問題はかなりねじれている気がします。以下、一部抜粋します。

 大阪市立桜宮高校バスケットボール部の顧問教諭のところへ悲劇の第一報がもたらされたのは、十二月二十三日の早朝七時だった。
「先生、薗田君(仮名)が首を吊って救急病院に搬送されたそうです。すぐに駆けつけてください」
 電話の声は同じバスケット部員の父兄だった。両親から連絡を受け、急いで顧問の教師に自殺を知らせたのである。顧問は耳を疑った。
「どういうことですか。なんでや」
 思わずそう問い直したという。バスケット部の顧問には、自殺について自らを省みる余裕がなかったのかもしれない。教え子が命を絶った原因について、思いを巡らせることができなかった。(中略)

 自殺した生徒は試合後、主将としてチームメートを集め、生徒同士でミーティングをおこなっている。そこでは次のようなやりとりがあった。
「今、先生に『キャプテンを続けることは正直つらい』と話してきたんや。今までは先生からいろんなことを言われるので分からへんかったし、納得できなかった。けど、考えると、自分がつらいと言ったことが、大したことじゃないように思えてきた」
 薗田はチームメートの前で心情を吐露した。
「だから、先生にキャプテンをやらせてほしいとお願いしたんや。だから、これからも叩かれたりかもやけど、覚悟決めてやるわ。迷惑かけることもある思うけど、頑張るからみんな頼むわ。よろしくお願いします」

 これまで肝心の事実の検証がなされていないように思えてなりません。そこをレポートした記事です。
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コメント

それでも、彼が命を自ら絶った事には、変わりはありません。言い訳、弁解は後からついて来るもの。私はそう言うのは、信じない。

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体罰=自殺?

今までの報道では、本当に検証しないといけない事が、抜け落ちてます。今後同じ様な事を繰り返さないためにも、このレポートは一番に考えないといけない事と今後の方向を示しています。
しかし、市長の取った行動は、上記
の事を考えるのでは無く、被害者心
情を利用しただけ。体罰=自殺者と決めつけ、持論を展開して教育委員会は何もできない、無能、存在価値無しと、印象づけるために過激な発言を繰り返しただけ。発信力の強い市長に周りや現場は振り回された。そして、教育委員会なんていらないと言う自分の持論を展開したいのだろう。亡くなった子と遺族にどれだけ失礼な人間だろうか、橋下徹と言う男は。

そしたらこの寺尾智子検事は逆上して書き上げたKさんの検面調書を目前で総て破り捨てた、そして白紙を取り出して大声でKさんに署名・指印をするように要求した、これは警察も知っており、Kさんに、「悪いのは検事だ、何処かの組織に助けを求めよ」と助言をしている。
http://www.suihanmuzai.com/130214.jpg.html

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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