2017-08

アラブの火種は日本経済に波及する

 本日発売の今週号のアサヒ芸能「森功のニッポン裏経済新聞」で、エジプトの政変について取り上げてみました。

 しょせん遥か彼方のアフリカの出来事じゃないか、などと安心するなかれ。エジプトの軍事クーデターについて、つい先だって会ったある日本政府の官僚は、「ひょっとすると、日本経済に重大な危機をもたらすかもしれない」と警戒感を示した。日本にとって今度のアラブの動乱は、それほど重大事なのだという。
 五輪招致で話題になったトルコを例に挙げるまでもなく、昨今、中東や北アフリカなどイスラム圏の政情が不安定になっている。その原因が「世俗派」と呼ばれ、宗教より経済成長を掲げる富裕層と旧来のイスラム教徒たち市民の争いだ。数で見れば、圧倒的にイスラム教徒が有利で、デモ隊を動員。エジプトの場合、それがムルシを支持する「ムスリム同胞団」だ。(中略)
 かたや金持ちの世俗派は数こそ少ないが、政府や軍に対する発言権が大きい。自分たちの権益を守るため、そこを動かしてきた。おまけに、そのバックについているのがアメリカという説がもっぱら。今度の政変についてオバマ大統領は、いち早く中立の立場を表明したが、却ってそれが怪しく、日本政府も、今回の軍のクーデターに米国が影を落としていると見ている。

 中国同様、要注意かも。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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