2017-10

参院選分析「岩手小沢王国崩壊」の誤算

 小沢一郎さん自身、「まさか」と漏らしたほど、参院の岩手選挙区はショックだったのでしょう。春に岩手で取材した段階では、自民党県連が平野達男さんの擁立に失敗し、やむなく慶応ラグビー部元監督の田中真一さんの推薦を決めたとき「これでは小沢一郎陣営に勝てない」と話していました。地元の土建屋選挙に怯えていましたが、ふたを開けてみたら平野さんの圧勝。平野さんの24万3368票に対し、田中さん16万1499票、関根さんにいたっては9万1048票しかとれませんでした。
 岩手県知事は「もともと平野は小沢系」といって反発を招いていますが、そうではなく平野さんを担ぎ出そうとしたのは二階さんと麻生さんのコンビ。平野さん、そのうち自民入りするのでは。となると田中さんは気の毒です。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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