2017-10

もうウンザリ「来年度予算」の言葉遊び

 来年度予算の概算要求に関する政府の方針が明らかになりました。各省庁の要求額にシーリングという上限を設けない代わり、財政再建に向けた赤字減らしのため、来年の国債発行を42兆9000億円以内に抑えるといいます。が、そんなことが実現できるのかどうか、かなり怪しいもんです。
 なかでも驚いたのが、公共事業費の1割カットと予算の特別枠という矛盾。公共事業の前年度当初予算額13.2兆円の1割カットとなれば、ざっと1兆3000億円の削減になります。対して、防災減災、地域活性化、成長戦略に関する事業に関しては、特別枠として別途3割まで認めるといいますから、逆に3兆5000億円の増加になる計算。つまり差引き2兆2000億円まで増えてもいい、という話なのです。
 政府はこれで予算を縮小し、財政再建するなんて胸を張っている。まるで一種のトリックというか、ごまかし以外の何物でもありません。いい加減、こんな言葉遊びはやめてほしいもんです。
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コメント

おっしゃる事は御尤もですが、この国に最早、希望も期待も出来ない今、私はいかに税金を納めずに済むかが今の課題です。当然のごとく年金も然り。だから年間の収入をぎりぎりに抑え全額免除の申請を致しております。ただどうしょうもないのが相続税。現金の場合は、生前にどうにかできますが、不動産の場合は打手なし。相続登記をしない方法もありますが賃貸に貸し出している手前それもできない。
国民が、気持ちよく税金を納められるような国作りが出来ないものか。
誠に残念であります。

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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