2017-10

みっともない言い訳

「評論家は企業の空論を言っているだけ」「そんな評価は数十人の少数意見」。
 最近、テレビ出演してはやり込められている大阪府の橋下知事は、180億円の府債発行を決めたことについて批判されると、顔を真っ赤にしてこう反論しています。どうにも子供じみた言い訳ですが、何兆円もの予算をあずかっている人物がこれでは困ります。
 その橋下さん、知事就任就任およそ10日にして、大阪府のHP「知事への提言」コーナーに寄せられた意見が1500件を超えたといいます。これは太田房江時代の昨年度1年の4分の3にあたるのだそうですから、その多さには驚きです。なかでも、「府債発行ゼロ」に言及した意見が多いらしく、「公約を破っている」、という非難が圧倒的だとか。とてもとても「そんな評価は数十人」なんて言えた状況ではありません。案の定、という以外にありません。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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