2017-10

1トライの地力差かも「帝京と早大」決勝

 互いの持ち味を出したいい試合ではありました。昨日の早稲田と帝京の大学選手権決勝は、前半から早大が帝京フォワードの早い集散と前に出る圧力に押され、ブレークダウンで圧倒されていました。点差こそ12対10で折り返したけれど、早稲田はほとんどいいところなし。後半が思いやられました。案の定、後半の前半は中央突破され始め、ズルズルと行くか、と……。
 ところがあにはからんや、後半の中盤から早稲田は吹っ切れたようにボールを動かし始め、帝京を振り回すようになっていきました。早大FBの藤田も気迫あるプレーを随所に見せ、とてもよかった。で、最後は7点差の41対34。惜しいところではありましたが、それが両校の地力の差というところかもしれません。観衆は7分といったところでしょうか。もう少し入ってほしかったけど、大学ラグビーが盛り上がるにはやはり早明がもっと頑張らねば、と帰りのタクシーの運転手さんもそう言っていました。
 
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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