2017-08

ワンコインタクシー「料金規制」より業者の問題

 特別措置法により、この4月からタクシー運賃が引き上げられることになりました。小泉規制緩和により、タクシーの台数が増え、過当競争に陥った結果、ドライバーの収入が激減したことに対する応急措置でしょう。もっぱら東京や大阪、名古屋などの大都市で実施され、大阪の「ワンコイン500円タクシー」が消滅することになりそうです。
 これも規制緩和の揺り戻しの一つでしょう。ただ、問題は新規のタクシー会社の台頭ならびに大手業者がタクシーの台数を増やし過ぎ、ドライバーにしわ寄せがいったこと。今度の法施行では台数規制はしないというのですが、従業員に対する業者あり方や会社の体質の改善がよほど先決では……。
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コメント

もっと深刻なのは、個人タクシーの人達。ほとんどがガソリン車の上、皆さん競って新車に乗り換えてるところに、ガソリンの値段が安定しない。
料金の設定なんて、各個人で決めればいいことで、高くして、乗車率が下がったら本末転倒。

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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