2017-08

新政官業トライアングル研究「大阪カジノの行方」

日刊ゲンダイで連載中(火曜日)の新政官業トライアングル研究の3回目は大阪のカジノ問題を取り上げました。

 東京か、沖縄か、それとも大阪か――。カジノ利権争奪の第一幕は、その候補地レースから幕が開く。否、すでにレースは始まっている。その中で、2度にわたる先の官房長官の菅義偉と大阪府知事松井一郎との会談が、関係者の間で評判になっている。最初は2月12日の日中のこと。大阪府知事の松井が国会に現れ、官房長官の菅と会った。
「府が進める関西イノベーション国際戦略総合特区で、国の規制の緩和を」
 松井が菅にそう要望した。日本維新の会の幹事長でもある松井は、大阪市長の橋下徹の名代として安倍政権の大番頭である菅とのつなぎ役を務めてきた。二人の会談は、NHK新会長の失言問題が国会で揉め、維新の会代表の橋下が大阪市長の辞任を言い出し、出直し選挙が取り沙汰されたさなかだ。
 おまけに両人は、最初の会談からわずか4日後の17日夜にも都内のホテルで密会。極めて慌ただしい会談について、安倍政権が教育委員会改革をはじめとした政権運営へ維新の協力を取り付けようとしたのではないか、とも見られた。が、そればかりではない。
「カジノ議連では、松井さんの動きについて菅官房長官への売り込みではないか、と囁かれています。なにしろ1月に候補地を大阪湾岸地域の夢洲に絞り込み、その直後のことですから」(法案作りに関与した関係者)

 大阪住之江競艇の電設工事会社を経営する大阪府知事はことのほかカジノ構想に熱心。橋下徹大阪府知事とともに邁進しているらしい。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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