2017-10

楽天三木谷浩史社長「政商」批判の弁明

 本日発売の文藝春秋5月号で楽天の三木谷社長インタビューを掲載しました。

「お待たせしました。こちらへ」
 社長室の隣にある〝控室〟のドアが開き、声の聞こえるほうを振り向くと、そこに三木谷浩史(四八)本人が立っていた。白いシャツの上にカーキ色のラフなカジュアルジャケットを羽織り、ジーンズに革靴というスタイルだ。
「ソニーの大賀(典雄元社長)さんから東京フィル(ハーモニー交響楽団の理事長)を引き継げ、と言われましてね。今ちょうどその四十年ぶりのグローバルツアーの最中なんです。昨日はパリ、今日ロンドンから帰ってきたばかりで、明日からシンガポールです。時差ボケしていますけど、今日は結構寝たので、体調は問題ありません。さあ、なんでも聞いてください」
 そう笑う。東品川にある楽天タワー十四階の広々とした社長室のソファーで向き合い、二時間を超えるロングインタビューを始めた。
 楽天の三木谷といえば、昨年秋、安倍晋三政権の成長戦略を担う産業競争力会議の辞任騒動が話題になった。
――俎上に上った産業競争力会議に加わったきっかけは?
「僕自身も驚いたんですけど、人づてに『安倍総理が専業競争力会議のメンバーとして引き受けてもらえないだろうか』という打診がソフトにありました。先方も、直接来て断られると顔が潰れるでしょうから、ますは人を介したのでしょうけど、正直言って産業競争力会議にどういう意味合いがあるか、メンバーが何人いるのかさえ知りませんでした。今まで政府の審議会などでは、経団連などが中心で、ベンチャー企業の話には耳も傾けない、というところがあった。だからこれは非常にいいことだなあと思い、新経連のメンバーとも相談し、『それは受けるべきだ』ということになって決めました」
 三木谷の産業競争力会議入りは、首相の安倍自身からの要請だったという。その安倍は、経団連や経済同友会といった財界団体を後回しにし、三木谷が主催する経済団体「新経済連盟」のパーティに顔をだしている。
――それほど親しい間柄なのか。
「いえ、そんなに親しいわけじゃなく……

 政商批判にどう答えるか。続きは本誌でどうぞ。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://mori13.blog117.fc2.com/tb.php/1521-2dd5d9e1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する