2017-08

政官業研究「エネルギー編」経産OBの族議員たち

 本日発売の日刊ゲンダイ「新政官業研究」はエネルギー編の3回目。

 原子力は20世紀最大の発見――。そう言い放った草創期の中曽根康弘や当時の科技庁長官だった正力松太郎を例に挙げるまでもなく、かつて保守系の国会議員は原発推進一色だった。あの小泉純一郎もまた、首相時代に核燃サイクル事業を進めた張本人だ。
 が、東日本大震災後はそれが一変し、表向きは誰もが脱原発を口にし始めた。が、むろん本心は異なる。原発を海外に売り込む首相の安倍晋三は、「できれば福島以外の48基すべてを再稼働させたいはず。実際、周囲にはそう発言している」(経産官僚)という。
 そんな安倍政権の原発政策を支えてきたのが、電力安定供給推進議連の面々である。議連で声を上げれば、電力業界から頼りにされる。その顔触れは、かつてのような自民党長老ではなく、若手議員が多い。その筆頭が、柏崎苅羽原発のある新潟2区選出の細田健一である。
「細田氏は先輩の経産官僚だった自民党の斎藤健の秘書から永田町生活をスタートさせました。斎藤氏は深谷隆司通産大臣秘書官やエネ庁の電力ガス事業部電力基盤整備課長を務めた経産エリート。斎藤氏は02年の福島第一原発のデータ改ざん問題以降は、電力改革に舵を切った。今も脱原発色の強い改革派の自民党議員です。が、その元秘書の細田氏は、電力政策に対する姿勢が斎藤氏と真逆です」(通産官僚)
 経産省出身の議員は皆原発推進派に思われがちだが、そうでない自民党議員もいる。むしろ斎藤は電力自由化論者で、彼らとは対極にある。

 といった感じです。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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