2017-10

安倍エネルギー政策を支える「経産三羽烏」

 本日発売の日刊ゲンダイ「新政官業研究」はエネルギー編の4回目、経産内閣と呼ばれる経産エリート官僚の人たちを取り上げました。

 河野太郎をはじめ斎藤健や後藤田正純、自民党にも脱原発派の国会議員は存在する。それと同じように経産省のエネルギー政策畑にも、原発推進派と脱原発派の両方の官僚がいるが、わかりにくいのは、いわばその中間に位置する官僚たちだ。たとえば官房長官の菅義偉と並んで、目下、安倍政権におけるキーマンと呼ばれる首相秘書官の今井尚哉はどうか。
今井は東電執行役の嶋田隆や経産官房長の日下部聡と同期の華の1982年入省。3人は霞が関で「経産三羽烏」と呼ばれ、いずれもエネルギー政策通として鳴らした。現安倍政権のエネルギー政策においても、大きな発言力があるとされる。安倍政権が経産内閣と揶揄される所以だ。3人の立ち位置を、ある経産官僚が分析してくれた。
「この3人については、メディアの評価が正しくないように感じます。嶋田は東電で原発再稼働を進めている中心人物ではある。が、電力会社の赤字解消を担っているだけの現実派。日下部は与謝野薫に引き立てられ、ゴリゴリの原発推進論者のように語られる。事実、民主党政権時代の国家戦略室に派遣され、電力不足の実情を唱えたが、実際はどちらともいえない柔軟なニュートラルタイプです。それより本当の原発推進論者は今井でしょう。彼は電力自由化論者という側面があり、比較的自然エネルギーなどに理解があるように見られている。だがその持論は、電力が自由化されても原発の優位は動かないので、エネルギーの中核を担い続ける、というもの。信念を持っています」
将来の事務次官候補と目される今井はことのほか首相の信頼が厚い。

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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