2017-10

新政官業研究「動き始めた水素族議員」

 本日発売の日刊ゲンダイ「新政官業研究」は新たなエネルギー族のなかでも水素族と呼ばれる議連の動きをとりあげました。

「今度のエネルギー基本計画の中には、自民党政務調査会のプロセスで提案されてきた水素燃料の電池や発電も入っています。基本計画では、ベースロード電源という表現から、原発推進ばかりがクローズアップされますが、他にも自民党の先生方が力を入れている分野はまだまだあります」
 自民党電力安定供給推進議連のバックアップで閣議決定され、脱原発からの大転換と指摘される新エネルギー基本計画について、経産官僚がそう指摘する。エネルギー政策を巡る政官業の密接な関係は、原発ばかりではない。水素燃料もまた、昨今注目されているエネルー分野の一つだ。
自民党で昨年6月、「FCV(燃料電池自動車)を中心とした水素社会実現を促進する研究会」という議連が発足。研究会の会長に元防衛庁長官の小池百合子が就任し、福田峰之や井上貴博、古賀篤、宮内秀樹といった一、二回生の若手議員を率いている。資源エネルギー庁や関係自治体、企業の調整役として、奔走している。
「水素エネルギーは天然ガスから水素を取り出して発電する東京ガスの家庭用エネファームをはじめ、水素燃料電池を使ったトヨタの電気自動車や川崎重工が製造する水素発電タービンなど、企業の技術開発が進んでいる分野です。小池先生たち自民党の研究会は、そんな企業側からの要請で立ち上げられたのでしょう。水素燃料の政策を所管するエネ庁の省エネルギー新エネルギー部の官僚を呼んでヒアリングし、企業側へ打ち返しているようです」(政府関係者)
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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