2017-08

新政官業研究「エネルギー族の変遷」

 本日発売の日刊ゲンダイ「新政官業研究」はエネルギー編の最終回。

元来、族議員のボスが率いてきた自民党の議員連盟や政策研究会。といっても、昨今は自薦他薦が入り乱れ、政策集団の態をなしていない議連も少なくない。自民党の政調関係者によれば、
「民主党政権時代に族議員は壊滅的になり、今は数少ない政策通のベテラン族議員の元に集結するパターンと新たな族議員を目指して活動を始めるパターンに分かれている。政官業トライアングル再編の過渡期とでもいえばいいでしょうか」
たとえばエネルギー分野でいえば、昨年3月、党の税制調査会長である野田毅の率いる「一木会」が、「ガソリンスタンドを考える若手議員の会」(田中和徳会長)を吸収。「石油流通問題議員連盟」を発足し、野田が会長に就いた。その野田はプロパンガス業界の「LPG対策議連」の会長も兼務。
「被災地の東北都市部では都市ガスが途絶えたが、LPGはそのまま使えました。ガスボンで1か月分の備蓄されるLPGガスが見直され、災害対策の国土強靭化に沿い、とくに地方に普及させようとしています。LPGガス基地の整備を進めていこうというのがLPG対策議連です」(前出・自民党政調関係者)
 さらにエネルギー分野では、今年3月に旗揚げした「臨界コンビナート再生・強靭化推進議連」も注目されている。こちらは元経産大臣の実力者、二階俊博が会長だ。(以下略)

 次回からはTPP、農水編にいったん場を変えます。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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