2017-10

久間元防衛大臣のNPO詐欺「東電」の責任は?

  東京電力から福島第1原発事故の賠償金をだまし取ったとして、警視庁が久間章夫元防衛大臣が代表を務めるNPO法人「東日本大震災原子力災害等被災者支援協会」の元社員ら4人を詐欺容疑で逮捕しました。元社員らはコンパニオン派遣会社と組んで、「原発事故のせいでパーティのキャンセルが相次いで損害が出た」として1200万円も東電から詐取したといいます。
 原発事故の損害賠償請求を巡っては、今も東電と被害者の賠償請求訴訟がいくつも続いています。東電側はなかなか被害者の言い分を認めませんが、コンパニオンの派遣会社に対しては大甘だったということでしょうか。派遣実態などは簡単に調べられるはず。いくら久間さんの後ろ盾があるとはいえ、こんなにあっさり騙された東電側の責任も大ありでしょう。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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