2017-10

安倍首相より数段上手のインド「モディ首相」

 モディ首相といえば、インドの経済成長を成し遂げた平民宰相と日本で評判ですが、昨夜会ったインド事情通によれば、別の顔があるそうです。その象徴が民族義勇団(RSS)。RSSはヒンズー教の過激集団で、インド国内のイスラム教徒の弾圧で悪名を馳せてきたところですが、モディ―首相の支持母体だとのこと。02年にはRSSの関係した暴動でイスラム教徒が大量に殺害され、欧米をはじめとした国際社会から非難を浴び、米国などはグジャラート州の首相を務めていたモディさんに対するビザ発給を禁止したほどだとか。
 モディ首相は安倍さんとフェイスブックのやり取りをするほどの間柄らしいけど、安倍さんどころではない極右思想の持ち主だという評価でした。インドの首相になると、就任式にパキスタンの首脳を来賓に招いてイスラムとの融和政策をとったかと思えば、ここへ来て、インド・パキスタンの外相会談を拒否するなど強硬路線に転じているとか。一筋縄ではいかない相手なのは間違いないでしょう。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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