2017-10

短期集中連載「ヤクザと企業舎弟」スタート

 本日発売の週刊現代から「ヤクザと企業舎弟」という短期集中連載を始めました。以下、冒頭です。

「たしか地震は平成23(2011)年3月11やね。それから半年後の9月に津波被害の大きかった(宮城県)石巻に会社を興し、大阪から20人ほど連れていきました。被災地の復興事業を請け負うためです」
 そう話す元暴力団幹部がいる。呉本幸造(本名・呉幸造・66歳)。かつて関西の指定暴力団「東組」直系2次団体「清勇会」の会長代行まで務めた。東組は大阪・西成を根城にする戦闘的な暴力団として知られ、山口組とも銃撃戦を繰り広げてきた。清勇会は東組副組長の川口秀和の出身母体でもある。呉本は川口が刑務所にいる間、会長代行として名を馳せ、組織から離れた後も警察当局から東組の資金源のフロント企業と目されてマークされ続けている。そんな呉本がこの数年力を入れてきた経済活動が、被災地の復興事業である。
東北大震災の発生した2011年当時、民主党政権は19兆円の事業予算を計上し、被災地の復興を進めようとした。そこから翌12年12月に自公が政権を奪還すると、事業予算総額はさらに24兆円にまで積み上がる。やがて過去例を見ない巨大な震災復興事業をあて込み、さまざまな事業者が東北に集結した。呉本もその中の一人といえた。

 続きも本編でどうぞ。
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コメント

宜しくお願いします。

週刊現代での、なべおさみ氏との対談で森さんのお名前を拝見しました。
宜しくお願いします。

これは対談であって糾弾・追及の場でない事は承知していますが、時代に関係なく甘えた事を言い続けているなべ氏に厳しい直言をしてほしかった。

「僕は役者であり~」という箇所がありますが、そういった芸能の成り立ち、暗部を研究していると言えるのは、竹中労氏、小沢昭一氏などの方々であって、なべ氏の場合は「先輩諸氏の聞きかじり」「耳学問」程度のいい加減なレベルです。

この記事に限らず、週刊誌の暴力団批判記事というものは、ある年代以上の読者、ある方向の思想の読者の共感を得るために、批判と天秤になるような箇所が必ず用意されていると思います。

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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