2017-08

今国会の焦点「労働の自由化」派遣法とハローワーク

 今週号の週刊現代「ジャーナリストの目」は今国会の焦点になっている派遣法の改正など労働の自由化について考えてみました。

 9月からスタートした第2次改造安倍晋三政権は、今の臨時国会を安全運転で乗り切ろうとしているという。それは裏を返せば、野党から突っ込まれそうな危ない政策が目白押しだからともいえる。集団的自衛権や特定秘密保護法、消費増税やアベノミクスの失速……。案外、綱渡りだ。そんな安倍政権にとって、今国会で避けて通れない法案審議の一つが、労働者派遣法の改正問題である。
 昨年6月14日に閣議決定された日本再興戦略にこうある。
〈登録型派遣・製造業務派遣の在り方、いわゆる専門26 業務に該当するかどうかによって派遣期間の取扱いが大きく変わる現行制度の在り方等に関して有識者による検討を進め、本年8月末までを目途に取りまとめる〉
 派遣法の改正は労働の自由化の一環だ。もともと先の通常国会で成立させる予定だったが、法案の罰則規定を書き間違えるという失態をさらし、廃案になってしまった。今回はそこを修正し、改めて改正法を成立させようとしているわけだ。

 もう一つ、すでに進んでいるハローワークの民営化。こちらも書いています。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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