2017-08

夢のシェールガスは夢で終わるか?

 住友商事が1700億円の損失を出して撤退を余儀なくされている米国のシェールガスが、いよいよピンチのようです。住商の損失の原因は、価格が安いと言われてきたシェールガスの掘削が意外に高コストだったという話。有望視されていたガス田は掘ってみないとどのくらい掘り当てられるかわからない状態で、しかも埋蔵形態が複雑なためコストパフォーマンスが悪かったとか。今日の日経新聞によれば、優良シェールガス田は米国企業に抑えられているとのこと。なのでこの先も海外の企業が掘り当てるのは難しそうです。
 おまけにここへ来て、今まで稼いできたはずの米国企業にも曲がり角が訪れています。米シェブロンがクエート社に株を売ったり、業界2位の大手チェサピークエナジーまでが5800億円で身売りを決めたそうです。夢の格安天然ガスは夢で終わる可能性も出てきました。
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1700億の負債なら悪夢

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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