2017-10

まさに「大山鳴動」米軍のアフガン撤退

 いよいよ年末から米軍のアフガニスタン撤退が始まります。名目上は、アフガニスタンISAF(国際治安支援部隊)の任務を終えたというオバマ大統領の声明に基づく撤退ですが、肝心のタリバンはアフガンやパキスタンをのそこらじゅうに存在し、治安回復どころか、泥沼のまま多国籍軍だけが引き上げるという状況。12兆円もの国費を使い、13年間も戦争を続けて何万人もの犠牲者を出した結果がこれだとは……、改めて愕然とさせられます。
 アフガン問題は日本人にとって遠い国の出来事に思えるかもしれません。しかし、ここが集団的自衛権や憲法改正を推進に向けた国際協力という名の武力行使の出発点だということを肝に銘じたいものです。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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