2017-08

東南アジアに活路を求めるヤクザと政治家

 東南アジアに進出している暴力団関係者といえば、カンボジアで名士になっている後藤組の元組長が有名ですが、このあいだ業界の仲間と飲んでいたら、近ごろ、東南アジアでやたら日本の政治家やその関係者が幅を利かせているだとか。たとえば安倍夫人のアッキーはミャンマー好きで知られていますけど、実際に日本企業などが進出する際に登場するのは渡辺秀央さんだとか。ミャンマーやベトナムはかつて渡辺美智雄さんや山崎拓さんの牙城とされたけど、ずい分様変わりしているそうです。
 また金山開発で知られるモンゴルは武部勤さんが幅を利かせているのだとか。小泉純一郎さんの太鼓持ちだった武部さんは、小泉政権時代にモンゴルとのパイプを築いたのではないか、と事情通たちは話していました。ヤクザも政治家も日本ではなかなかおいしい話がないので、東南アジアに活路を求めているのかも。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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