2017-08

川崎「中1殺害事件」警察の「責任」は

 中学校1年生の上村僚太君が殺害された事件で、18歳のAと17歳のBCという3人が逮捕されましたが、報道ではABCなので分かりづらい。実名とまではいいませんが、せめてもう少し人相風体を伝えたほうがいいように感じます。それはともあれ、報道によれば、直接的な事件の動機は「暴行を(中学生の仲間に)チクられた」ことによる18歳のAの逆恨みだといいます。Aは上村君の中学生仲間が自宅に抗議に来たことでそれを知ったとか。このときAの父親が警察に通報しているといいます。
 となると少年課は関係者を事情聴取したはず。それがどこまでできていたか、あるいはその後の対処に問題はなかったか、という警察の対応が、当然この先検証されるでしょう。それともう一つ、18歳のAは上村君への暴行について中学生グループに謝ったとも伝えられています。地元の中学生グループと無職の不良たちとの争いが事件の背景にあるのかも。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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