2017-10

三原じゅん子「八紘一宇」発言の理由

 少し旧聞になりますが、さる3月16日の参院予算委員会で、三原じゅん子議員がなぜ唐突「八紘一宇」という言葉を持ち出したのか、謎のママでした。で、彼女に近い人に話を聞きました。三原さん曰く、
「八紘一宇の理念のもとに、世界が一つの家族のようにむつみあい、助け合えるような経済、税の仕組みを運用することを確認する崇高な政治的合意文書のようなものを、安倍総理こそが世界中に提案していくべきだと思う」―ー。
 八紘一宇は、戦前戦中に日本軍がスローガンとして用いていただけに問題なりました。建国以来使われてきた言葉でもなく、かなり不用意だったのは間違いないでしょう。が、近い人に言わせると、これは「米国流の新自由主義、覇権主義に傾倒する安倍首相に対する皮肉」なのだそうです。三原じゅん子さんの味方をするつもりはありませんが、なるほど一理あるかも。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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