2017-08

航空トラブル「ちょっといい話」

 最近、やたらと航空機の事故やトラブル目に留まります。で、なお、昨日会った航空関係者が、管制官のミスでJAL機があわやという徳島空港のトラブルで面白い話をしていました。
 管制官の見落とした滑走路の作業車両を見つけたのは副操縦士。左からの風が吹いていたので機長は滑走路がよくみえなかったらしい。そうして副操縦士がゴーアラウンドの指示を機長に伝達。機長がすぐに対応したというのです。
 このとき機長が「なぜゴーアラウンドなのか」と質問して副操縦士が説明していたら、大事故に発展している可能性が高い。パイロット出身の植木社長が幹部を集めて珍しく興奮し、二人を褒めていたといいます。ひとつは、上司なのに副操縦士を信頼して指示に従った機長の判断、もう一つはその後のテクニック。無理に動力を上げず、滑走路に触れるギリギリまで粘ってゆっくり機首を持ち上げた。実際には少し地面にかすったらしいけど、仮に急激に動力をあげていたら尻餅事故につながっていたとか。
 これに比べて、今回のアシアナの客室乗務員は慌ててしまい脱出用スライドをうまく作動できず、脱出作業がスムーズにいかなかったそうです。以前、エアーチャイナの爆発事故のとき、CAが乗客より先に脱出していて問題なったこともある。安全性に関する考え方を教え込むのはやはり大変みたいです。
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コメント

良い話は心が温まります

すべての対応が理想的で事故を回避できた素敵なお話ですね。

ところでアシアナ航空事故の原因解明はどうなったのでしょうか?
死者は出なかったとは言え、施設を破損させて空港が使用不能になって
地域経済にも影響があったのに、マスコミは続報出しませんね。

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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