2017-10

「総理の影」菅義偉研究

 本日発売のサピオから「菅義偉官房長官研究」の連載がスタートしました。初回は沖縄問題。

 それは菅義偉にとって、想定外の一撃だったかもしれない。四月五日九時四十分、那覇市のANAクラウンホテル沖縄ハーバービューで対峙した翁長雄志に菅は、反発を覚悟で話し合いの口火を切った。
「日米同盟の抑止力の維持と、そして危険除去、こうしたことを考えたときにですね、辺野古移設というのは、唯一の解決策であるというふうに、政府は考えてます」
 米普天間基地の辺野古移設は、政府として譲れないという意志を表した。案の定、翁長はすぐさま反論した。
「辺野古の新基地は、絶対に建設することはできないというですね、確信を持っております」
 あくまで話し合いは平行線をたどった。そこまでは菅にとっても、予想できた反応だったに違いない。菅はいつものようなポーカーフェースで余計な言葉を極力ひかえ、ただ政府の姿勢を伝えることに専念しているかのようにも見えた。翁長も興奮する様子はない。そして、タイミングを見計らい、話題を切り替えた。
「官房長官が、『粛々』という言葉を何回も使われるんですよね。僕からすると、『問答無用』という姿勢が、上から目線のように感じられ……」

 米軍基地、空港、カジノの3点セットが焦点です。続きもどうぞ。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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