2017-08

神戸少年A手記「絶歌」で出版社に問われるもの

 神戸市須磨区で児童連続殺傷事件を引き起こした少年Aの手記「絶歌(ぜっか)」が話題になっています。出版差し止めや被害者遺族への配慮など、さまざまな観点から注目されていますが、この事件が起きた1997年、少年Aの父親と会ったことを思い出しました。当時の私は週刊新潮にいて、編集長の命により話を聞こうとしました。2時間以上交渉した末、結局、諸事情により記事にはいたりませんでした。
 そんな苦い経験を思い起こしながら、今度の手記の出版を考えてみました。つまるところ加害者側の手記などを世に問う場合、往々にしてお涙ちょうだいの自己弁護や単なる反省、遺族への謝罪だけに終わってしまう傾向があります。最も肝心なのは、なぜこのような事件が起きたのかという分析、その観点で出版できるかどうか。絶歌はどうでしょうか?
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書く内容なんて、犯行動機、殺害内容、被害者への罪の意識くらいしかないだろうに。一体、今頃、だれに向けてこんな本出すのか意味不明。殉愛といい勝負

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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