2017-08

工藤会「脱税逮捕」の衝撃

 今週号の週刊現代「ジャーナリストの目」は、工藤会総長の脱税事件を取り上げました。以下、冒頭――。

 画期的な捜査、あるいは前代未聞の逮捕という声も上がっている。さる6月16日、福岡県警が特定危険指定暴力団「工藤会」総裁の野村悟(68)を脱税容疑で逮捕した。下部団体による組の上納金に着目し、公訴時効の5年分の上納金およそ10億円のうち、2億2700万円を野村個人の所得隠しとして摘発したのである。
暴力団組織において、親分や上部団体への上納金は広く知られている。たとえば日本最大の山口組は、直参と呼ばれる直系2次団体で100万円前後の〝会費〟を本部に納めなければならない。工藤会の場合も傘下団体をいくつも抱えるが、上納金は年2億4000万円。新聞報道によれば、個々の組員が所属する下部団体の組織に上納し、そこから吸い上げるシステムになっているという。
〈「組員は3ランクに分かれている。Aランクは1人20万円、Bランクは15万円、Cランクは5万円。この組の場合は、Aが1人、Bが2人、Cが12人だから集金額は月110万円」。工藤会系の下部団体に対する捜査に携わった経験のある福岡県警幹部は解説する〉(6月17日付毎日新聞朝刊)

 かなり珍しい事件です。
スポンサーサイト

コメント

脱税で逮捕はわかるけど、上納金の出所のほうが問題ありのような気がする

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://mori13.blog117.fc2.com/tb.php/1745-832d855d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する