2017-08

二階俊博自民党総務会長の黒い人脈

 本日発売の週刊現代で自民党の二階俊博総務会長のことについて書きました。以下、冒頭――。

 その通夜は昨年十月十九日、関西国際空港から車で三十分足らずの大阪・泉南市の「シティホール泉南」という斎場で執り行なわれた。
「二階俊博先生です」
 200人ほどの弔問者に向け、アナウンスが流れると、本人が弔辞を述べ始めた。
「辻野君とは非常にいい関係だったし、お世話になりました。本当にいい男だった」
野辺送りされた人物は、辻野産業社長の辻野源治という。大阪や和歌山の政界関係者で知らぬ者がないほどの有名人である。
自民党総務会長の二階俊博は、とりわけ辻野と親しい。多忙を極める党三役の身で、四日前に急逝した辻野の夜伽に駆けつけたのも、そのためだ。
参列者たちも、その弔問を当然のことと受け止め、驚きはない。喪主を務める息子の匡隆に目線を送って焼香を済ませ、しばらく故人に思いを馳せた二階は、20分ほどで葬儀場をあとにした。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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