2017-10

山口組ナンバー3「離脱」「出戻り」の怪

 産経新聞などによれば、山口組のナンバー3の統括委員長「極心連合会」の橋本弘文(本名・姜弘文)会長(68)が、それまで山口組脱退、組解散の意向から一転、残留すると言い出したとのことです。わずか3~4日間で、出ると言ったり、戻ると言ったり。いったいどうなっているのか、不思議です。
 もともと橋本組長の引退は神戸山口組サイドからずい分流れていたが、しょせん神戸側によるプロパガンダの一環として見過ごされてきた経緯があるそうです。ところが、5代目の墓参りの帰り、山口組本部幹部会へ向かう車列からとつぜん当人がいなくなり、騒然。そのあと本当に引退を言い出したので、山口組ナンバー4の大原本部長が必死に説得し、本部へ連れ戻したとか。その間、すでに解散届が出たとか、遺留工作中だとか、情報が錯そうし、結局、出戻ったという話に落ち着いています。ただ、情報戦が激しく、当局もなかなか見極められないそうです。
 
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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