2017-08

経済成長一辺倒の欺瞞にひと言

 今日の朝日新聞に掲載されている内田樹さんのインタビュー記事が面白かったので、一部紹介します。曰く、
「成長がありえない経済史的段階において、まだ成長の幻想を見せようとしたら、国民資源を使い果たすしか手がない。今はいったんブレーキを踏むべきときです」
 エコノミスト、政治家はむろん、どのメディアも「日本は経済成長しなければならない」と言い続けています。かねてより不思議でしたが、現実には無理、というよりその必要がないし、成長すべきではないのではないでしょうか。内田さんのインタビューはまさに溜飲の下がる思いです。欧米の経済成長は貧困層から富裕層の極端な富の配分がなされ、それがマネーゲームによって膨らんでいるだけ。日本経済が事実上マイナス成長なのは、それを避けようとする動きが少しだけあるからでしょう。むしろ喜ばしいことではないでしょうか。ただしこれ以上、経済成長を望めばどうなるか。内田さんはそこに警鐘を鳴らしてくれているように感じました。
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コメント

富裕層への増税。法人税の増税。これで年金など賄いましょう。
海外企業が入ってこない?成長のない国に企業は来ない。
富裕層が逃げる?何所へ?逃げられるもんなら逃げてみろ、と言いたいね(笑)差別と紛争に巻き込まれるのを覚悟して出て行ってくれってんだ(笑)
但し、金だけ海外ファンドなどに持ちだしているので、そこだけは課税出来るように法改正しないとダメですね。

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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