2017-10

株価1万7000円割れでも景気回復の怪

 昨日の視聴率やネット記事のアクセスランキングを見る限り、中国経済が失速して株価が1万7000円を割っても、SMAP騒動のほうが気になる人が多いようですが、年明け早々、日本経済はけっこう大変です。報道では、株価続落の要因として、中国経済の先行きと原油安、米国の利上げを上げていますが、それだけではないでしょう。そもそも好調といわれる米国経済も、自動車版のサブプライムローンを抱え、それほど明るくないのではないでしょうか。
 それでも日本がこれだけ呑気でいられるのは、1000兆円を超える借金を抱えてなお、世界経済の影響を受けない余力があるからでしょう。350兆円という企業の内部留保や富裕層の金融資産。だから円高になり、株価が下がっているのでしょう。
 しかし、日銀が言うような、景気が緩やかな回復局面にあるわけでもなんでもなく、非正規労働者をはじめとした犠牲の上に成り立っているだけ。連合が発表した非正規雇用男性の9割近くが結婚できないという現実をお忘れなく。
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コメント

実態を伴はない株価操作を国がやっているだけの話。
ダイアモンドオンラインが「株価は何時かは底値を打つもの」という笑える悲しい記事を書いている。そんなの当たり前だろ、という話で。実態に則した金額まで下がれば止まるわな(笑)国全体が株価までの成長をしていない。しようと思う気持ちが行政(役人)にも国民にも無いのに、安倍達だけが上げたがっているだけの話だ。

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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