2017-08

また文春「甘利スクープ」の考察

 文春と新潮の元気がいいので、いつになく週刊誌業界が活気づいているように感じます。なかでもまたやってくれた週刊文春の甘利明経済再生担当相(66)の「政治とカネ」。実名告白はやはりインパクトがあります。で、少し整理してみました。
 特ダネの発覚は水曜日。甘利さん、相当慌てているのか、「記事を読んでいないのでコメントできない」と早速逃げを打っていましたが、水曜日にはネット版で概要が流れているし、早刷りも出ているのに、「読んでいない」とは。 さらに翌木曜日の国会では、大臣室の50万円について、「記事と記憶が食い違っているので……」と微妙な発言。かなり苦しい印象を受けました。
 今回の記事は、2人の秘書が受け取った500万円と本人が受け取った50万円がポイントでしょうが、これからどう言い訳するでしょうか。通常、現金のやり取りは個人事務所やホテルなど、秘書でさえ会った日時を特定できないように指定するモノですが、官僚のいる大臣室というのはあまりにレベルの低い話。ただ、甘利サイドは逆にそこが不自然と弁解するような気がします。また、大臣への賄賂にしては50万円は少なすぎ、それをコピーしていたといっても証拠にはならないでしょうから、そこらへんが今後の焦点になるように感じます。むろんそこも文春は想定しているでしょうけど、週刊誌だけでなく国会でどこまで追求できるか、そこも見ものです。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://mori13.blog117.fc2.com/tb.php/1846-15499d82
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する