2017-10

野球賭博と仲間内の娯楽の違い

 巨人軍の選手から端を発した野球賭博問題。ここへ来て、掛け声で5000円ずつ集めたとか、エラーまで賭けの対象になっていたとか、そんな話題がメディアを賑わせています。しかし、これずいぶん違う話ではないでしょうか。今日のグッモニでも触れましたけど、刑法の単純賭博では、「娯楽」の範囲が許容されています。暴力団が絡んだ野球賭博は明らかな賭博でしょう。が、仲間内のそれは程度の問題で、女子プロゴルファーの父親がやっていたのは賭博でしょうが、今回の掛け声程度にさほど目くじらを立てる必要はないのでは。
 昨今、何が問題なのか、という議論もなく、話題づくりだけで騒ぎ立てる傾向が過ぎるように感じます。誤解を恐れずにいえば、暴力団に違法行為や不正、脅しなどがなく、賭博だけをする分には、公共のギャンブルとさほど変わりがない。その行き着き先が八百長であったり、さらに覚せい剤などの不正なビジネスにつながったりという側面があるからこそ問題なのではないでしょうか。メディアも、綺麗ごとや偽善に陥ることなく、願います。
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コメント

まあ野球しかしてこなかったお頭の軽いやつのやることは理解できない。
法律で線引きして処分すれば済むこと。

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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