2017-08

清原シャブ事件幕引きで闇に葬られた部分

昨日の初公判で結審し、31日に判決が下る清原和博の覚せい剤事件。テレビはいつものようにお涙ちょうだいの美談報道ばかりしているが、新聞まであまり問題を報じません。たとえば覚醒剤を使い始めた時期。検察側の冒頭陳述では「遅くとも、現役引退した直後の平成20年……」と述べています。つまり、「早ければそれ以前、つまり現役時代に使っていた可能性もある」と言っているに等しいのですが、これに対し、弁護側の被告人質問で、本人は「(現役時代は)ありません」と否定しています。さてどちらが正しいのか、簡単にいえば、立証まではしないけど、それなりの感触を得ているという話でしょう。
 さらに検察、警察ともおかしな幕引きをしています。ネタ元(覚せい剤入手ルート)については清原、小林ともに供述せず、そのままスルー。本当にそうか、という点も疑わしいけれど、入手ルートについて追及しないなら、なぜ1年以上も清原を泳がせていたのか、それ自体も問題ではないでしょうか。肝心のところが美談の陰に隠れて闇に葬られていますが、メディアはなぜそこを書かないの?と批判されても仕方ないでしょう。  
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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