2017-10

二階だけじゃない「御坊市長選大敗」ショック

 戦前の予想に反し、御坊市長選で二階俊樹(51)さんが大敗しました。言うまでもなく二階俊博自民党総務会長の長男で、地元の城代家老で現職の柏木征夫氏(75)との二階一門の分裂選挙となりました。結果は柏木さんが9375と有効投票の6割強を獲得して圧勝。5886票の二階陣営に3500票差もつけています。すでに92年から6選を重ねてきた現役市長は、全国最多となる7選目(28年)に突入します。
 今回の御坊市長選では、稲田朋美政調会長や森山裕農水大臣、公明党の漆原さん、さらには小泉進次郎さんまで招聘した二階さんのショックはさぞかしでしょうが、実は自民党サイドも驚いています。自公おおさか維新のバックアップを上回る柏木票、民進、共産を含めた富裕層の票が雪崩れ込んだことことが大きいようです。実際、投票率78.10%も前回(58.25%)を20ポイント近く上回って柏木さんに有利に働いた。意外に野党共闘が利いた格好です。
 今回の結果を受け、自公は参院選も危ないと危機感を募らせているとか。これでダブル選も消えた?
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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